今日はどんな本を読もう?

目指せ年間300冊!小説、ノンフィクション、新書を紹介します。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」

山内マリコ ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫) 幻冬舎文庫 ・今の自分から、そして田舎の閉塞感から抜け出したいというモヤモヤした気持ちを持った地方都市の女の子たち。8人の女の子は、皆どこかで「椎名くん」と接点があります。ゆるりとつながりがある連…

加藤諦三「どうしても許せない人」

加藤諦三 どうしても「許せない」人 (ベスト新書) ベスト新書 ・私なりにですが、、ざっくり要約すると。◯意地悪する人のことは許さなくて◯適切に断ち切ってしまおう✂️◯意地悪する人は必ずいる◯意地悪する人のおかげで、自分のまわりの優しい人の存在がより…

酒井順子 「源氏姉妹」

酒井順子 源氏姉妹 新潮社 ・源氏物語 では出てこない性描写と、女性たちの様々な不幸を、酒井さんが自己流に肉付けして解説。彼女の妄想によって、エロさが爆発した物語になったのがこの本です。・女癖が最悪で、性衝動が抑えられない、セックス依存症?な…

白石一文 「僕のなかの壊れていない部分」

白石一文 僕のなかの壊れていない部分 (光文社文庫) 光文社・帯に惹かれて。小難しくて、、、いや、難しかったきっと人生について描かれた奥深い本なのですが、主人公の男が面倒くさくて、ついていけませんでした。白石さんの本は、(私にとって)どうやら好…

綾瀬まる「眠れない夜は体を脱いで」

綾瀬まる「眠れない夜は体を脱いで」徳間書店 ・「手の画像をください」という掲示板に集う人たち、5人の物語。自分との付き合い方が掴めず、不器用な生き方を重ねてしまう人ばかり。人の目や評価を気にしてしまうことから、徐々にありのままの自分を受け入…

山内マリコ「かわいい結婚」

山内マリコ「かわいい結婚」講談社文庫 ・今月文庫化されてたので、買ってきました三編からなる短編集、どちらも「結婚」が絡んだ物語です。 ・結婚すると、もれなくエンドレスな家事がついてくる!そのことに気がつかずに結婚。掃除、洗濯、料理に絶望する…

酒井順子 「子の無い人生」角川書店「朝からスキャンダル」講談社 ・ 「子の無い人生」 家族の形態が多様化したことにより、世の中の女性たちの生き方がどのように変化しているのか。酒井さん独自の視点はいつ読んでも勉強になります。お墓、SNS、年賀状、位…

西尾元 「死体格差」

西尾元 「死体格差」双葉社 ・死の真相を求めて、粛々と解剖を行う法医解剖医。「死」から世間を見ると、どういう景色が見えるのか。解剖のことのみならず、死を通して気がついた社会問題を実例を挙げて紹介している本です。・死体検案書を書くときに心がけ…

歌野晶午 「葉桜の季節に君を想うということ」

歌野晶午 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 文藝春秋・あぁ、思い込みってああなっても、あれできるものね!謎・読み始めたときと、読み終わったあと。頭の中で描いていたあれこれがひっくり返りました。真相を知ってから再読 したくなるミステリ…

東野圭吾 「虚ろな十字架」

東野圭吾 「虚ろな十字架」光文社文庫・死刑制度、罪の償いについて。死刑賛成派の意見でなるほど、と思ったことがありました。もし自分の身に降りかかってきたら、と考えさせられます。また贖罪は、塀の中ではできないこともあるのでは、というのも新鮮でし…

西加奈子 「まにまに」

西加奈子 「まにまに」 kadokawa ・西加奈子さんの#エッセイ 初めてです目次を開いて驚いたのは、タイトルの潔さ!多くは六文字以内で、こざっぱりしているんです。あまりに短いから、どんな内容なのか、読み始めるまでさっぱり分からない。だからこそ最初は…